家主の想い…その②(キッカケ編?)

昨日、思いっきりハードルをあげてしまったかと、少し後悔しつつ…w
その点、今回の「キッカケ」部分は思い出すだけでいいので気楽ではある。
既に何度も書いたとは思うが、
このブログをはじめたキッカケ=アパート経営をはじめたキッカケは同じ。
ここのブログ、、、アドレスが/nozakigumiblog/
だけど、ノザキという苗字でもないことはご存知の方も多いことだろう。
 
このブログをはじめたのは3年ちょっと前、
いまも健在の建設会社、野○組に勤めていた私がHPの一角に作ったコーナー
「nozakigumiのブログ」
これが前身。
つまり野○組で品質管理担当者だった私が、営業部に移動となり
大した仕事も出来ない、能力もない、そのため新規事業のマンション事業プロジェクトに入れて
もらうことに。
 
そのプロジェクトというのが、
「土地の有効活用」「相続税対策」等々をウリに、大手の大○建託やレオ○レスなんかよりも地場の建設業者として、「低価格で良いRCのアパートを提供する」(南九州では有名なユー○ーマ
ンションのような商品)ものでした。
※大手は家賃保証という名のサブリース方式を維持する為に建築の利益率が非常に高い。(しかもこのサブリースの問題点は周知されてきている…皆さんもご存知のことだろうけど)
安普請のアパートではなく、長期安定経営するために良質のRC物件を提供する事で社会貢献にも繋がる…そう思っていた。
 
それが・・・何故、私がアパートを建てることになったのか・・・
もったいぶらずにいうと、、、「モデルルーム」のため
ただ、それだけ…
 
良い建物ですよ~と言っても実物がないとわからない・・
「構造見学会、完成見学会」で見学してもらうといい・・・
何より、、、DMとかだけでなく、地主さんに直接営業をするためのツールとしてモデルルーム建築は具体的であり有効と考えた。
 
そこでなんとか、モデルとして1棟建てたいと思った、、、
会社が建てる方法も模索した。都合よく土地も会社は持っていた。
実現しかけたが、、、役員会議で暗礁に乗り上げた
 
そこで、私が軽~い気持ちで、
土地を探してもらったら・・・農地ながら、あった。
安くで手には入らないだろうと思っていたら・・・譲って下さるとのこと。
で、もっと軽い気持ちで銀行さんに問い合わせてみると・・・融資可能とのこと。
なんと、、、気が~るに決まっちゃったんです・・よ、えぇ。
そんなこんなに建てることになったわけです。
しかも今回の案件は、「農地を5条申請して、アパート建築をする・・・」
農業委員会にも、土地改良協会にも顔を出さなきゃ生けないケース。
※今回譲っていただいた土地は、2反で1反は白字でもう1反は農振。
 
経験値アップにもなると思った。
 
建築すると決まれば、今迄よりも営業もやりやすい
地主さん、不動産投資を考えているお客さんと話がしやすくはなった。
それに加えて不動産会社さんにも訪問しやすくなる、、そのお陰で違った形で仕事を戴く機会にも繋がった。
なにより「モデルが出来たら見に行きたい」そういう声ももらえるようになった…
それなりに充実はしていた。
 
・・・数ヶ月は
 
が、会社の方針が変わった。
「賃貸マンション建築事業」から撤退・・・理由としてはなんせFCのロイヤリティーが高かった、そして即、結果に繋がらなかったというのもあるだろう。
連日激しい会議を繰り返し、結果、ブ○インFC事業から撤退することが決定。
 
しかし、、、「会社のためになるから…」という逃げ道をつくりながら、軽い気持ちでやることになったアパート建築である。本気で家主業をやる覚悟はまだなかった…Orz
 
大きな借入を行うわけだ、、、まず第1の不安は「空室不安」である。
この事業を会社が続けていればこそ『ブ○インマンションは断熱性、遮音性に優れていて、「住まい心地が良い」』営業をし続けることで、地主さんや不動産会社さん、そして入居者さん候補の方にも認知してもらえる…という可能性もあった。
その期待が見事に裏切られる結果。
 
アパート建築から撤退という選択肢も無かったわけではない、、
当時の上司から
「土地などは持っておけば転売することも可能だろ?」「白紙にしては」
というアドバイスももらった。
 
・・・考えた。、はじめて真剣にアパート経営ということを考えてみた。
しかし、今更辞めるとはいえないところまで来ていた。
そこまでに費やしていたお金もだが、いろんな方に協力をお願いしアナウンスも散々してしまっている。設計だってしている。見積もりも・・・
何より信用を失くす・・・、かも。取り止めにするには失うものが大き過ぎるように思えた・・・
 
進める方向も考えてみた。
断熱性はRCだから当然高く、二重壁で遮音性も高い。そして総タイル貼りの外観もいい。
何より、その頃には自分自身が既に営業トークに洗脳されていた…w
 
「やろう。やってやろう。仮にFCを辞めたって、うちは建築会社である。マンション建築は今までだって数多くの実績はあるしこれからだって続けていくはずだ・・・そう考えればモデルとして活きるのは変わりないし、何より経験していれば営業がやりやすい」

前向きに考えた。建設業の営業として、不動産投資として・・・
・・・しかし、この決断がその後の人生を変えてしまう、、
本当の苦悩はここからはじまるのである
・・・パート③に続くw