家主の想い…その⑤

パート⑤
前回までで物件を増やした理由というか経緯を書いた。
そして、、やっとここからが「想い」に触れようかと考えている。
 
前回までつらつらと書いたように、大家さんになる気概も理想も何もなく…はじまったアパート経営である。
ズブの素人に必要なこと、、まずは知識。
当時「お金持ちになれる『超』不動産投資のすすめ」という本を読んで加速したことを思い出しますが、あれは完全に「投資」の本でしたから・・・

まず、勤務先である建設会社で勉強させてもらったことが有り難かったと思う。
ブレ○ンマンションをやっているヤ○ウラさんは、様々な研修も用意していて、、もちろんそれは地主さんや家主さんに営業する為だったが、ここで得た知識は新米家主である私にとって良かったと思う。
 
そこで知ることになった、浦田健氏のDVDそして
「金持ち大家さん」だけが知っている空室が満室に変わる究極の方法
 
この本で参考にさせてもらったのが、「POPづくりであり、配布用のチラシ、スリッパ、飴ちゃんw」…実際、役立ったのではないかと思う。
お陰様で高入居率を維持できているのは、管理会社さんのお蔭であるのは間違いないことだが、この本の実践で入居者さんの印象アップに多少は貢献できたような気がする。(データを取ったわけではないが、飾りつけなどを行った部屋の方が「しない」部屋よりも早く決まったように感じる)
その他様々、数多くの「大家本」を読んできたと自負している自分。
もちろん、似たような内容が多かったのも事実。なので本当に買って良かったなと思う本は2割とかになる。
 
が、本当に刺激になった。知識を得る為に役立った。
たくさんの本のお蔭でDIYをやろうと思えたし、低価格物件にも興味を持った。
不動産投資の王道である「立地」についても影響を受けたし、いまここでは思い出せないことでも不動産投資のノウハウ等の知識と受けた影響も大きかったと思う。
 
「感謝」である。
そして著者は購入した私に感謝して欲しいw
WinーWin。
 
そういう風に思っていた。つい最近までは・・・
しかし、これから、、いままで以上に厳しい環境になるであろう。
人口は確実に減少しているし(毎年島根県の県民の数くらい減る)、世帯数だって近い将来、減少に向かうではずである。
ましてや不況の時は尚更である。
巷で言われることでもあるが
本物でないと生き残れない。継続できない。
 
経営は「感謝」の心。
選ばれるから継続できる、選ばれなければ淘汰される。
忘れてはいけない、、と自分に言い聞かせる。
 
そのように考えた時、事業として成功した時に感謝すべき「相手」の多いことに気づいた。
そして、成功途上である、今現在も「信念」「理念」が必要であることに気づく…。
 
著者へは印税?で返した(くどいw)
不動産会社さん、管理会社さんとはこれからずっと続く中で・・・
その他、金融機関さん、設計会社さん、修繕メンテ会社さん、清掃業者さん、、、数え上げればキリがないのだろうが、、、。
そして大事な入居者の方へ。
 
感謝を「かたち」に表せないか…していかなければ、、、
そう思った。
また「その①」に戻ったような気もするが、理念や行動指針がないと「揺らぐ」「流される」 
己の信念の弱さ・・・
 
いままでは漠然と、、
・「それなりにキレイな物件をお得な家賃で提供したい…」
その程度だった。
もっと選んでもえるよう、継続できるよう、、無い知恵を絞らねば…
 
しかし、簡単にそんなものが出るわけもない。最初は真似るのが一番かとも思った。
上記で書いた研修の中で京都の建設会社の方と知り合った。
そちらの会社の基本理念が「はきものを揃える会社」
先ほど検索させてもらったら残念ながら昨年倒産したようだが、、、面白い理念だと思う。
「はきものを揃えることを通じて 人の心や自らの心をも揃える」
イメージとして基本がしっかりしている、そして心配りなどが感じられる。。
パクるか…だけど、自分の言葉じゃないとしっくり来ないし、、それに…(以下略w)

そして思い出したのが、
最初にアパートを建築した時、物件名を決めた時のこと。
それが結果的にフェリシダード(Felicidad)だったのだが、、、安心、希望や夢、そして幸福だった。
その時の想いは、「この物件に住む方に幸せ(フェリシダード)になってもらえたら…」だった。
 
幸せに。
入居者さんに幸せになってもらえる物件。
安心、快適で、希望が、夢が・・・

そのためには、住まい心地はもちろん、管理がしっかりしている。。。
いろいろやらなくてはいけないことが見つかりそうだ…。
逆にいままでやれてなくて、、反省。。。
・・・
「感謝!」
これを突き詰めれば…理念が出来、行動指針が決まるような気がする。
 
さぁ、いよいよ具体的に掘り下げていこうと思う。
 
「オーナーの声」をキッカケにはじまった記事ですが、振り返るいい機会を頂いたな~と思う。
パート⑥に続く…?