経済は感情で動く

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久しぶりに不動産投資の本以外に興味を持った本です。

サラサラっと最初の方を読んだところ、結構引き込まれました。

これは人間の「行動心理学」の本ですね。


簡単に印象に残ったところを紹介すると。


1.経済学は人間の行動が「合理的」であることから検証しているが、実際の人間の行動は非合理的なものである。
2.状況によって同じ金額(値段)でも支払うか支払わないか選択が変わることがある。
3.千円の差はあくまでも「千円の価値」でしかないが、人はそのときの状況で重視したり軽視したりする。
4.例えば「デジカメ」などの商品を選ぶ時、2種類で選ぶ場合と3種類に増えたときには選択の傾向が変わる。

など、、。

手元に本がないので、思い出しながら説明すると。

1.の経済学という「学問」で捉えた場合、人間の思考や行動が合理的であると仮定しないと「学問」にならないので当たり前ですね。

2.はチケットを無くした人の話で説明してました。
劇場の前で2万円のチケットを無くしたことに気づいた人が、また2万円で購入する確率と、同じく劇場の前で(チケットではなく現金の)2万円を落としたことに気づいたひとが2万円のチケットを購入する確率で説明してました。
前者はチケットを改めて購入する人の確率が、後者の場合よりも低くなるそうです。
※理由としては前者では4万円のチケット代と考えるのに対して、後者では2万円のチケットで2万は別に落としたと考えるらしい…です。

3.については、7,980円の携帯電話が10分程離れた店で千円安く売られている場合に別の店で買う確率と、198,000円のTVが10分離れた店で千円安く売られている場合に別の店で買う確率は前者が圧倒的に大きい実験結果が出たこと。
しかし10分離れた別の店に行くことで得をする金額は同じ千円であるということ。
※しかし、これは別の見方をすると携帯の場合は12.6%安いものであること。テレビの場合は商品の価格の差が0.5%しか金額が変わらないので当然といえば当然なのかもしれませんが、著者の言うとおり合理的に考えれば違いは千円で同じですもんね^^;。


4.については、、、端折ります(^^ゞ
理由は子供を風呂に入れないといけないから・・・

この本、予想以上に面白くて、家賃を安くみせるには、、とか役立ちそうな気がします。
特に4.我々家主業にも使えると思いますので明日でも記事にしたいと思います。